神様を感じるための扉。
神様を身近に感じられる毎日はとても豊かなものです。日々の暮らしの中で神棚に手を合わせて願い祈ることで、「当たり前のありがたさ」を感じ、心穏やかに毎日を過ごすことができるでしょう。
神棚「GIRIDO」は神棚をお祀りすることが日常となるように、現代の部屋に置いても馴染むデザインにいたしました。シンプルでありながら簡易な造りではなく、伝統的な技法を用いながら軽やかで心地よいバランスに仕上げました。
神棚「GIRIDO」は二種類の神棚をご用意いたしました。
1. 本格的な神社の扉と同様に「ギギギィ」と木が鳴り響く重厚な「置き型」。
2. ピン等で気軽に取り付けができるコンパクトで軽量な「壁掛け」。
特徴として二種類ともに御扉を付けております。
通常神社では御扉は閉められており、お祀りしてある神様を見ることはできません。祭事など特別な時のみ神主によって開かれます。本来、神様を見ることは恐れ多いことであり、それゆえに心で感じることができるとされています。
宮大工が神社本殿の御扉の施工をする際は、蝶番などの金具は使用せず、上下の丸い穴に扉板を加工して差し込みます。その際、差し込むホゾ部分の角をノミで削りながら、徐々に角から丸へと加工していきます。その削り加減がちょうど良いと差し込んだときに棒の角が当たり開閉するたびに「ギギギィ」と軋むような音が鳴り響きます。
「置き型」に用いたこの技法を「ギリ戸(ぎりど)」と呼び、この音は「神様を軽んじて見ることなかれ。」という音として機能しています。
神棚「GIRIDO」が祈りのあるあたたかな暮らしのお役にたてれば幸いです。
メーカー/woodpecker
製造/ 株式会社唐箕屋本店(とうみやほんてん)
2019