お知らせ
OGAMIDO 宮大工が手掛けた木曽ひのきの厨子

現代の日本の住空間に寄り添うよう作られた小さな仏壇(厨子 ずし)です
飾り棚や本棚などにも設置しやすいサイズ感と素材、そして自然や神仏に対する感謝・畏怖の念が湧き上がるような風格を追求しました。試行錯誤を繰り返し、完成した「OGAMIDO」は、現代のライフスタイルや住空間と美しく調和しながらも、独特の存在感を放つたたずまい。屋根のタイプが異なる3種類から、インテリアやお好みに合わせてお選びいただけるようにデザインしました。

厨子のボリュームをどうするか?深く検討しました。今の日本の住まいには仏間はほぼなくなり、仏壇や厨子を置くためのスペースはとても限られています。そこで飾り棚や本棚などに厨子を設置した際にも違和感なく配置できるようなサイズと、厨子としても機能、仏壇が持つ畏怖のような敬う気持ちがなくならないボリューム感を検討しました。設置スペースとご自宅のインテリアの相性や家主の好みに対応できるよう、屋根ナシと屋根2種をご用意しました。

扉を両手で開け閉めする「拝み戸(おがみど)」という扉の仕組みがもっとも引き立つようにデザインしました。金物の使用する部分を極力抑え、カンヌキも本物の寺社と同じように木製にしました。カンヌキがかかる金物が引き手も兼ねるデザインになっています。

全体の構造は神仏具を作ってきた宮大工の技が際立つ木地仕上げです。木曽ひのきの美しい木目を生かした一枚板の屋根と、伝統的な仏壇の扉にならい両手で開閉する前開き式の扉「拝み戸」。どちらも仏壇本来のつくりを大切に継承したものです。

宮大工が作った無垢の木曽ひのきの厨子はサンドペーパーなどを使わないカンナなどの刃物だけで仕上がっていて、表面は驚くほど滑らかです。そっと厨子に触れてみてください。何百年と生きてきた貴重な木曽桧への感謝と宮大工の技への尊敬する気持ちが、ご先祖様への敬う気持ちと重なると思います。

OGAMIDO 寄棟(よせむね)屋根
寺社建築にならった、四方へ勾配を持つ屋根が特徴。モダンでありながら、仏壇本来の堂々とした風格が漂います。

サイズ:高さ:354×幅:336×奥行き:201mm
素材:木曽ひのき

OGAMIDO 丸屋根
木曽ひのきの美しい木目や質感が際立つやわらかな印象のフォルム。洋間のリビングや寝室など、どんな部屋にもなじみます。

サイズ:高さ:333×幅:306×奥行き:195mm
素材:木曽ひのき

OGAMIDO 屋根なし
屋根がなく、OGAMIDO3種の中で最もコンパクトなサイズ。本棚など、限られたスペースにもすっきりと収まります。

サイズ:高さ:300×幅:258×奥行き:156mm
素材:木曽ひのき

メーカー/Woodpecker
https://www.hello-woodpecker.com/ogamido/
製造/唐箕屋(とうみや)本店

2021.12