お知らせ
Bed and Craft OUKA

私がディレクションを手掛けた新たな一棟貸しの宿「Bed and Craft OUKA」が誕生します。

富山県南砺市井波で「職人に弟子入りできる宿」を展開するBed and Craft(@bedandcraft)が、10周年の節目となる2026年4月8日、本施設を開業いたします。本日より、一般予約の受付が始まりました。

「飾るように使い、使うように飾る。」

今回、Bed and Craftと協働し、井波の木彫文化と向き合いながら、「飾ること」と「使うこと」がひとつの景色として共存する空間をつくりました。

工芸において、「用」と「美」は切り離せません。日々の道具は、仕舞われている時間の方が長いもの。ならば、その「仕舞われている姿」こそが美しくあれば、空間はもっと滋味深く、豊かなものになるはずです。

工芸をただギャラリーのように眺めるのではなく、手に取り、使い、また戻す。
その一連の所作の中で、「使うこと」と「飾ること」は同時に起こり、生活という一つの風景に溶け合っていきます。

宿の空間には、私が信頼する作り手たちと生み出した器や道具が並びます。
富山県井波の木彫「IPPA」、富山県高岡の真鍮生活用品「FUTAGAMI」、石川県輪島の無垢の木の器「四十沢木材工芸」、佐賀県有田の磁器「JICON・磁今」、岐阜県のいちょうの木のまな板「woodpecker」、岐阜県のいのりの木道具「たなごころ」。
これらを自由にお使いいただきながら、掌から伝わる素材の正直な温度や、使い勝手の細かな気遣いを感じてみてください。

器や道具に触れる何気ない時間の中で、工芸とともに生きる喜び──OUKA(謳歌)が、静かに息づいています。

家具も、座椅子は広島の先輩に製作を依頼した特注品、ダイニングチェアは大好きな家具製作集団TENONさん。ダイニングテーブルはインディゴファニチャーさんに天板を田中孝明さんににノミでタタキ加工していただきました。