スイッチと鍵の関係
外出時に鍵を手に取るのを忘れて、玄関を出てから「あっ、しまった」と気づくことがありませんか?
「Switch tray」はスイッチプレートに取り付けて使用し、下部がトレー状になっており、鍵が置けるようになっています。
自宅やオフィスの出入りにおいて「灯りのスイッチのON・OFF」と、「鍵を持つこと・置くこと」はセットになっています。そのスイッチに鍵があれば、鍵を取り忘れることはありません。
また、壁面にネジやピンでトレーやフックを取り付けることが出来ない賃貸住宅などでも「Switch tray」はスイッチプレートに設置するので、退去時に元通りにする事ができます。
「Switch tray」の使用によってユーザーは、外出・帰宅時にテンポのよい、キレのある生活をおくることが出来るでしょう。
コクヨデザインアワード2004 優秀賞受賞
プロトタイプ Prototype
テクスチャーインデックス & シール
手触りが、伝えてくれること。
人は、五感をもってこの世界を感じ取って生きています。では五感のうち1つでもその感覚がない人は、物事を感じ取る能力が劣っているのでしょうか?
世界は、複合的で重層的な感覚をもって構築されています。例えば、人が「朝」を感じるとき、視覚障害者は、朝日の”明るさ”を感じることは出来ませんが、太陽の”暖かさ”を感じ、小鳥の”さえずり”を聞き、「朝」を感じ、知り、想像します。健常者が普段感じることを忘れている世界を、視覚障害者は、リアルで当然の世界だと感じています。
モノゴトを感じ、知り、想像した、「喜びの質」は、視覚障害者も健常者も、比べることが出来ない、等価の豊かさを持っています。
この「テクスチャーインデックス & シール」はテクスチャーのある素材を用いることで、視覚障害者が、今まで区別することの出来なかった書類や手紙や書籍、点字文の重要な箇所などを、”手触り”によって区別が出来る製品です。
また健常者も、インデックスに触覚情報が加わることは手の感覚での直感的な動作を助けてくれます。そもそも、テクスチャーと視覚情報は切り離すことが出来ない存在です。
このテクスチャーがもたらす手触りや奥行きのある視覚情報は、様々な人に、豊かな感覚・利便性・満足感をもたらすでしょう。
コクヨデザインアワード2003 優秀賞受賞
素材 コルク、木、ゴム、和紙
プロトタイプ Prototype
クロノミラー Chrono-mirror
鏡に映る、あなたの内側。
この鏡はあなたの「容姿」を映し、そして「数値」も映します。 この鏡は「容姿のアウトライン」を保存でき、現在のあなたの容姿と比較することが出来ます。
鏡がディスプレイになり、身長・体重・体温・体脂肪率・過去の容姿のアウトライン等を表示します。これらのデータは保存することができます。この鏡は「タッチパネル」になっており、任意の情報を呼び出すことが出来ます。
マットがセンサーです。体重・体温・体脂肪率などを計測し本体のディスプレイ(鏡)にデータを転送します。
鏡は、自己確認を行う上で、無くてはならない存在です。しかし、毎日鏡をみていると、目が慣れてしまい、変化の判断が出来なくなります。鏡で、身長・体重・体温・体脂肪率等もチェック出来れば、自己の重大な変化にも、いち早く気づくことが出来るでしょう。
ダイソンデザインアワード2003 優秀賞受賞
The mirror shows your appearance with data about your body. You can record the outline of your body shown in the mirror. That is how the mirror can overlap the recorded image on the real reflected image so that you can visually compare what you were and what you are.
A mirror is essential device to check your body. However it is difficult to find what you have been changed by looking at yourself everyday.
Display of your “profile” (history of your bodyline) together with the data enables you to notice critical change before it is to late.
Dyson Design Award 2003
Excellence Awards
プロトタイプ Prototype
2003.03