はじめて椀


塗り/千すじ朱溜・内朱うるみ


塗り/千すじねず溜・内黒

輪島塗のお椀ってなんだろう?
お椀を使うと素敵なことってなんだろう?
漆の柔らかな口当たり、手から伝わる温かさ、黒や朱の深い色だからこそ見える湯気、鼻先まで器を近づけられるからこそ感じられるお出汁の繊細で豊穣な香り。

お椀をお持ちでない使い手に、お椀のある暮らしの良さを知っていただきたいと改めて思い、「新しい生活をはじめて、はじめて出汁をとり、はじめてお椀を使う」『はじめて椀』を作りました。

輪島塗のこれからのスタンダードを目指した『はじめて椀』
汁物が飲みやすい端反りの上縁、すっと手に持てる安定感のある形、洗った後の乾かす際に水が溜まりにくいように角に丸みをつけた糸底。

輪島キリモト独自の千すじ模様の上に、溜塗りを施し、なめらかで奥行きのある質感に仕上げました。
使い込むことで溜塗りの透明感が増し、千すじの表情がはっきり見えてくると、その変化も楽しんで欲しいお椀です。

はじめて椀
サイズ/φ121×h66

メーカー/輪島キリモト
2018.09

 

うるしのレンゲ

輪島キリモトのもっとも得意とする技術「刳りモノ」の技術を用いて作られたうるしのさじです。
朴の木から刳り出された木地に、丁寧にうるしを施しています。
昔からの日本の形を引き継ぎ、現代においた使い方でも使いやすいさじを考えました。

さじの真ん中から後端に掛けて深さがあり、スープやカレーなどの汁物もすくいやすく、さじの先端は浅く作られているので、チャーハンなどのパラパラした具材もすくいやすくできています。
さじの先端が薄いため、口からさじを抜くときにもスッと抜け違和感がありません。

うるしは口当たりがどの素材よりも優しいと感じています。
うるしで出来たものは金属より遥かに軽量で、触感も柔らかく暖かいので、さじにとても向いている素材だといつも思っていました。
特に疲れている時に、うるしのさじは「ありがたい」と感じるほど癒される優しさを感じさせてくれます。

うるしの優しさを感じながら、どうぞ美味しい食事を召し上がってください。
いつものスプーンとは違った、優しい時間を感じられると思います。

うるしのレンゲ
本堅地 本朱 黒
拭き漆 ベンガラ 黒
サイズ 180×39×h20

製作 輪島キリモト
制作年 2016.4

 

あすなろの足付き皿 長手

「あすなろ」は輪島で箱ものを作る際の木地材として寝かせられていたものです。
輪島では家や塀の外装材としても使われています。
あすなろはヒノキ科の木で、殺菌効果や耐水性も高いのがわかりました。
その効能を活かした器を作りました。

仕上げは水ガラス仕上げ。あすなろの香りはしながら、煮汁の色は付きにくい塗装です。
有機溶剤を使用していない塗料なので体にも安心です。

天ぷらやお造り、和菓子などの和食はもちろん盛り映えしますが、サラダなどの洋食も意外と似合って使いでのある器です。
高さがあるのでテーブルの上で他の器と並べたときに映える角皿です。

あすなろの足付き皿は角皿としてはもちろん「お膳」のようなトレイとしても使えます。
床座の生活が少なくなり「お膳」は現代の生活では影を潜めましたが、この器であればテーブルの上で「お膳」のように器を載せて使うこともできます。
片口とおちょことつまみ、ビールとコップとつまみなど、ちょっと家で飲むときのささやかな贅沢のために。
または、茶器をのせるステージとして。
ご自由な発想でお使いください。

あすなろの足付き皿_長手

長手・小 300×120×h27
長手・大 360×150×27

素材/あすなろ、水ガラス仕上げ

メーカー/輪島キリモト
制作/2015.02

あすなろのJU-BAKO 長手

「あすなろ」は輪島で箱ものを作る際の木地材として寝かせられていたものです。
輪島では家や塀の外装材としても使われています。
あすなろはヒノキ科の木で、殺菌効果や耐水性も高いのがわかりました。
その効能を活かした器を作りました。

仕上げは水ガラス仕上げ。あすなろの香りはしながら、煮汁の色は付きにくい塗装です。
有機溶剤を使用していない塗料なので体にも安心です。

あすなろのJU-BAKOはあえて高さを抑えた箱を作りました。
昔からある漆のお重は漆の抗菌作用によって食品を保存する箱として、そしてそのまま食卓に上げられる器として使われてきました。
高さがあるお重は食品が沢山入りますが、現代の食卓では入れた料理が見えにくかったりして使いづらいなと思うことがありました。
また、食品の保存も冷蔵庫の無い時代はとても重宝されたと思いますが、現代に置いてお重に入れても食品は冷蔵保存することが多いです。
そのような気づきの元に、保存容器として「お重」というより、器としての「お重」に重きを置いた箱を作りました。

そして、御菓子を入れたり、アクセサリーを入れたりと、今までのお重のイメージに囚われない、様々な使い方を提案したいと思っています。

あすなろのJU-BAKO

大長手・極浅 300×150×h27
大長手・浅 300×150×h39

中長手・極浅 270×120×h27
中長手・浅 270×120×h39

素材/あすなろ、水ガラス仕上げ
メーカー/輪島キリモト
制作/2015.02

あすなろのJU-BAKO 正方形

「あすなろ」は輪島で箱ものを作る際の木地材として寝かせられていたものです。
輪島では家や塀の外装材としても使われています。
あすなろはヒノキ科の木で、殺菌効果や耐水性も高いのがわかりました。
その効能を活かした器を作りました。

仕上げは水ガラス仕上げ。あすなろの香りはしながら、煮汁の色は付きにくい塗装です。
有機溶剤を使用していない塗料なので体にも安心です。

あすなろのJU-BAKOはあえて高さを抑えた箱を作りました。
昔からある漆のお重は漆の抗菌作用によって食品を保存する箱として、そしてそのまま食卓に上げられる器として使われてきました。
高さがあるお重は食品が沢山入りますが、現代の食卓では入れた料理が見えにくかったりして使いづらいなと思うことがありました。
また、食品の保存も冷蔵庫の無い時代はとても重宝されたと思いますが、現代に置いてお重に入れても食品は冷蔵保存することが多いです。
そのような気づきの元に、保存容器として「お重」というより、器としての「お重」に重きを置いた箱を作りました。

そして、御菓子を入れたり、アクセサリーを入れたりと、今までのお重のイメージに囚われない、様々な使い方を提案したいと思っています。

あすなろのJU-BAKO

150角・極浅 150×150×h27
150角・浅 150×150×h39

180角・極浅 180×180×h27
180角・浅 180×180×h39

素材/あすなろ、水ガラス仕上げ
メーカー/輪島キリモト
制作/2015.02

 

 

あすなろの神棚盆

コンセプト あすなろの神棚盆

三宝にお札が立てかけられるようになった神棚盆です。
盆の後ろにあるスリットに3体のお札を横に並べてお祀りすることができます。
わたしは寝室で使っている和室の朝日が綺麗に入る窓辺に設えました。
目を覚ましたときにまず目に映る光と神棚。心が洗われ清々しく一日をはじめられるようになりました。
皆様もお家の良きところに設えお祀りしてください。

川越氷川神社での展覧会「わたしの神棚・展」にて発表いたしました。

サイズ/300×150×h33
素材/あすなろ、水ガラス仕上げ
製作販売/輪島キリモト
デザイン/大治将典
2015.05

————————————–
わたしの神棚・展
2015/5/24(日)〜5/30(土)

日本人は目に見えないものを身近に感じ、
感謝をもって日々を過ごしてきました。
そうした暮らしのなかで神棚は多くの家庭で祀られたのです。
何かと気忙しい現代にあっても、
日本らしい素朴な感謝の心が続いていくことを願い、
11人の作家の方々に「わたしの神棚」を製作していただきました。

赤木明登(塗師)/大治将典(手工業デザイナー)
川合優(木工作家)/熊田剛祐(東屋)
小泉誠(家具デザイナー)/竹俣勇壱(金工家)
辻和美(ガラス作家)/中村好文(建築家)
西浦裕太(木彫刻家)/堀道広(漫画家)
山口信博(グラフィックデザイナー)

あすなろの足付き皿 正方形

「あすなろ」は輪島で箱ものを作る際の木地材として寝かせられていたものです。
輪島では家や塀の外装材としても使われています。
あすなろはヒノキ科の木で、殺菌効果や耐水性も高いのがわかりました。
その効能を活かした器を作りました。

仕上げは水ガラス仕上げ。あすなろの香りはしながら、煮汁の色は付きにくい塗装です。
有機溶剤を使用していない塗料なので体にも安心です。

天ぷらやお造り、和菓子などの和食はもちろん盛り映えしますが、サラダなどの洋食も意外と似合って使いでのある器です。
高さがあるのでテーブルの上で他の器と並べたときに映える角皿です。

あすなろの足付き皿は角皿としてはもちろん「お膳」のようなトレイとしても使えます。
床座の生活が少なくなり「お膳」は現代の生活では影を潜めましたが、この器であればテーブルの上で「お膳」のように器を載せて使うこともできます。
片口とおちょことつまみ、ビールとコップとつまみなど、ちょっと家で飲むときのささやかな贅沢のために。
または、茶器をのせるステージとして。
ご自由な発想でお使いください。

あすなろの足付き皿_正方形

正方形・小 150×150×h27
正方形・中 180×180×h27

素材/あすなろ、水ガラス仕上げ
メーカー/輪島キリモト
制作/2015.02

蓋付きティッシュケース

ティッシュのヒラヒラが普段見えないように蓋を付けた、
片手でどちらからも開閉できるティッシュケースです。
ケース内にはティッシュと一緒に使うことの多い爪切りや綿棒などが仕舞えるスペースがあります。

サイズ/255×145×h108
素材/あすなろ、水ガラス仕上げ

メーカー/輪島キリモト
制作年/2013.7

思いで箱

「思いで箱」は卓上で使える『小引き出し』ですが、ガラスの板2枚を立てて『故人を偲ぶ写真立て』としてもお使いいただけます。

また、ガラス板を寝かせて使用することもできます。

『故人を偲ぶ写真立て』としてお使いになる場合は、引き出しには故人の思いでの品や祈りの道具をしまっておけます。

『小引き出し』としてお使いになる場合は、ガラス板を立てる溝にポストカードや写真などを立てかけておけます。

サイズ/
ガラスを立てた場合=w210×d216×h268
ガラスを寝かせた場合=w210×d216×h74
ガラスの大きさ=w197×h210 厚3.0ガラス2枚重ね
引きだし内寸=w185×d180×h35.5
素材/あすなろ、水ガラス仕上げ

メーカー/輪島キリモト
制作年/2013.7

あすなろのBENTO-BAKO

輪島キリモトの輪島漆器の素地のために長年落ち着かせてきた木材を活かしたお弁当箱です。
輪島キリモトは木を刳る「刳りもの」、板を箱にする「箱もの」をつくる木地屋として創業し、倉庫には代々作られてきた刳りもの箱ものの見本が沢山とってあります。
その正直な仕事の清々しい姿、白木のカンナをかけた姿がとても美しくて「このまま使えるものにならないかな?」と思ったのがきっかけです。

今回使用した「あすなろ」は輪島で箱ものを作る際の木地材として寝かせられていたものです。
輪島では家や塀の外装材としても使われています。
あすなろはヒノキ科の木で、殺菌効果や耐水性も高いのがわかりました。
その効能を活かしたお弁当箱を作りました。

あすなろのBENTO-BAKO 大

あすなろのBENTO-BAKO 小

あすなろのBENTO-BAKO 大小二段

箱の角は全てカンナで面を取っています。

サイズ
あすなろのBENTO-BAKO 大
210 ×85×h58 容量約620ml

あすなろのBENTO-BAKO 小
210 ×85×h45 容量約430ml

素材/あすなろ、水ガラス仕上げ

メーカー 輪島キリモト
制作年 2013.06