MINKA Birdhouse

「MINKA」はトロントのショップ「Mjolk」が運営するブランド。私はMINKAのバードハウスをデザインしました。このバードハウスは銅のスピニングで出来ている。トロント製です。私の庭にこのバードハウスを設置しました。

MINKA is a brand produced by Mjölk, an interior shop in Toronto, Canada.  I designed the Birdhouse for MINKA.  This birdhouse is made of copper using the spinning technique. It is made in Toronto.  I installed this birdhouse in my garden.

Size
w234(Roof)
w180(Body)
h278(Roof+Body)

Maker/Mjolk
2022.06

足付蓋もの Footed Bowl with Lid

冷蔵庫からそのまま食卓に出せる、蓋付きの器。

冷蔵庫からそのまま食卓に出す保存容器がもっと素敵だったら良いのに。
そんな思いから生まれた、食卓が華やぐ「足付蓋もの」シリーズです。

足が付いたことによって器を片手で上げ下げができるようになり、
蓋をして器を冷蔵庫にしまう際も片手で器が持てるのでもう一方の手で扉が開けられて便利です。
足付きの器は食卓を立体的にし、他の器に埋もれず、遠くの席からでも箸が届きやすくなります。
蓋先が平らなので、蓋先を下にしても平らに食卓に置け、蓋が転がることがありません。

 

足付蓋もの 筒型
Footed Cylindrical Bowl with Lid
サイズ/Φ125 高さ h95(蓋あり) h68(蓋なし)

足付蓋もの ボウル型
Footed Bowl with Lid
サイズ/Φ125 高さ h103(蓋あり) h76(蓋なし)

ブランド/JICON

2022.06

クリヌキ匙箱・箸箱 Hollowed-out Cutlery Serving Tray

無垢の木をくり抜いて作られた、匙箱と箸箱。

分厚い無垢のトチの木をくり抜いて作られた、匙箱と箸箱です。
必要数のお箸やカトラリーをきちんと収め、テーブルに出しておけるカトラリーケースです。

箱の外側は持ち上げやすいように斜めにカットされていますが、内側は箸などが指ですくい上げやすいように垂直になっています。
縁の内側は丸く削られ、箸などが入れやすく取り出しやすい形状になっています。

無垢材ならではの厚さの存在感を感じさせながら、木の上質さを感じられるよう繊細なディティールで作られています。

クリヌキ匙箱
Hollowed-out Cutlery Serving Tray
サイズ/279×78×h44 深さ32
素材/トチ
塗装/ガラス塗装

クリヌキ箸箱
Hollowed-out Cutlery Serving Tray Slim
サイズ/279×56×h34 深さ22
素材/トチ
塗装/ガラス塗装

ブランド/四十沢木材工芸

2022.06

匙面菓子皿 Cove-edged Dessert Plate

縁に小さく匙面(さじめん)を取ったフラットな菓子皿です。
凛としながらも手当たりが優しく、和洋どちらのお菓子にも似合います。

サイズ:

匙面菓子皿 四角
Cove-edged Dessert Plate Square
150×145×h13

匙面菓子皿 長角
Cove-edged Dessert Plate Rectangle
255×105×h13

材料:ケヤキ
塗装:ガラス塗料

メーカー/四十沢木材工芸
2022.2

OGAMIDO 宮大工が手掛けた木曽ひのきの厨子

現代の日本の住空間に寄り添うよう作られた小さな仏壇(厨子 ずし)です
飾り棚や本棚などにも設置しやすいサイズ感と素材、そして自然や神仏に対する感謝・畏怖の念が湧き上がるような風格を追求しました。試行錯誤を繰り返し、完成した「OGAMIDO」は、現代のライフスタイルや住空間と美しく調和しながらも、独特の存在感を放つたたずまい。屋根のタイプが異なる3種類から、インテリアやお好みに合わせてお選びいただけるようにデザインしました。

厨子のボリュームをどうするか?深く検討しました。今の日本の住まいには仏間はほぼなくなり、仏壇や厨子を置くためのスペースはとても限られています。そこで飾り棚や本棚などに厨子を設置した際にも違和感なく配置できるようなサイズと、厨子としても機能、仏壇が持つ畏怖のような敬う気持ちがなくならないボリューム感を検討しました。設置スペースとご自宅のインテリアの相性や家主の好みに対応できるよう、屋根ナシと屋根2種をご用意しました。

扉を両手で開け閉めする「拝み戸(おがみど)」という扉の仕組みがもっとも引き立つようにデザインしました。金物の使用する部分を極力抑え、カンヌキも本物の寺社と同じように木製にしました。カンヌキがかかる金物が引き手も兼ねるデザインになっています。

全体の構造は神仏具を作ってきた宮大工の技が際立つ木地仕上げです。木曽ひのきの美しい木目を生かした一枚板の屋根と、伝統的な仏壇の扉にならい両手で開閉する前開き式の扉「拝み戸」。どちらも仏壇本来のつくりを大切に継承したものです。

宮大工が作った無垢の木曽ひのきの厨子はサンドペーパーなどを使わないカンナなどの刃物だけで仕上がっていて、表面は驚くほど滑らかです。そっと厨子に触れてみてください。何百年と生きてきた貴重な木曽桧への感謝と宮大工の技への尊敬する気持ちが、ご先祖様への敬う気持ちと重なると思います。

OGAMIDO 寄棟(よせむね)屋根
寺社建築にならった、四方へ勾配を持つ屋根が特徴。モダンでありながら、仏壇本来の堂々とした風格が漂います。

サイズ:高さ:354×幅:336×奥行き:201mm
素材:木曽ひのき

OGAMIDO 丸屋根
木曽ひのきの美しい木目や質感が際立つやわらかな印象のフォルム。洋間のリビングや寝室など、どんな部屋にもなじみます。

サイズ:高さ:333×幅:306×奥行き:195mm
素材:木曽ひのき

OGAMIDO 屋根なし
屋根がなく、OGAMIDO3種の中で最もコンパクトなサイズ。本棚など、限られたスペースにもすっきりと収まります。

サイズ:高さ:300×幅:258×奥行き:156mm
素材:木曽ひのき

メーカー/Woodpecker
https://www.hello-woodpecker.com/ogamido/
製造/唐箕屋(とうみや)本店

2021.12

花彫平皿 大 輪文(わもん) Carved Flower Plate L WAMON

料理を引き立てる繊細さと
扱いやすい工夫があるフラットプレート。

フラットな見込みの大振りなお皿です。
特別な料理をそっとコンパクトに盛り付けても、料理を邪魔せず引き立てるような輪文の柄にしました。
縁があり料理がこぼれにくくなっていますので、数種類の料理を盛り付けても、ボリュームのある料理を盛り付けても安心です。
持ち上げやすいように高台があるので、サーブしやすく片付けやすいお皿です。

色釉3 種(菜花黄・浅葱鼠・錆茶)にも対応しています。

サイズ
φ270mm×h21mm

価格
7,920円(税抜7,200円)

メーカー/JICON 磁今
2021.03

花かさね カップ&ソーサー Carved Flower Cup and Saucer HANA-KASANE

ソーサーだけでも使える、
花びらに重なるカップ&ソーサー。

自宅でゆっくり過ごすときにカップ&ソーサーでコーヒーをじっくり味わいたい。お客様を迎えたときにカップ&ソーサーでおもてなししたい。でも普段はそんなに使わないし、ソーサーはお皿として使いにくい。
そんな悩みを解消したくて「花かさねカップ&ソーサー」をつくりました。
花かさねソーサーは見込みがフラットで普通のお皿としても使いやすくなっています。普段のおやつを乗せるのにもピッタリです。
コーヒーをお客様にお出しする際は、ソーサーに刻まれた花文様にカップの底がピッタリはまるので、カップが動いてこぼしてしまうことなく安心してお出しできます。

また、ソーサーもカップもスタッキングでき、ソーサーにカップを載せたままでもスタッキングできますので、店舗でお使いになるにも便利です。

色釉3種(菜花黄・浅葱鼠・錆茶)にも対応しています。

カップ&ソーサー 生成り/渕錆 Carved Flower Cup and Saucer HANA-KASANE Fuchi-Sabi
カップ  φ76mm×h62mm  容量 満水210ml・8分目まで160ml
ソーサー φ165mm×h24mm

メーカー/JICON 磁今
2021.03

「直会殿ベンチ」

川越氷川神社直会殿の広場のベンチをデザインさせていただきました。
旧氷川会館が無くなって空が広がりそこに生まれた森が既存の森と背が並んで森に還っていく様を見ていけるようにハイバックのベンチを作りました。また、戦没者慰霊塔も広場のお陰で清々しい空間になりました。慰霊塔と桜が見える位置にもベンチを設置しています。
ずっと散歩が楽しい川越の町に優しいベンチが作りたいと思っていたので感無量です。川越氷川神社山田宮司のお取り計らいに感謝いたします。

製作
木部/田嶋木工所
金物/サボア savor
2021.4

「直会殿ブラケットランプ」

川越氷川神社 直会殿の入り口のブラケットランプをデザインさせていただきました。
直会に欠かせない御神酒を入れる瓶子をイメージするようなランプシェードの形状にデザインしました。
ランプ正面に川越氷川神社の菱雲が透かし彫りで彫り込んであります。

ランプシェード/JICON 磁今
金物/サボア savor
2021.4

 

「陽は沈む。また朝が来るまで。」





御蔵島にあるツゲとクワの木材を使ったアートプロジェクトの一貫として制作させていたいだきました。

御蔵島の山に登り、桑の木を見てきました。樹齢を経た大きな桑の木は山にほとんど残っていません。御蔵島のツゲの木は植林されていますが桑の木は植林することができないそうです。そして島の木材出荷場では行き場を見出せていない桑の一枚板たちをたくさん見ました。
この材をただ消費するようなものを作ってはいけないと思いました。いつか何百年か後、また御蔵島に桑の木が茂り大きくなるまで、今残っているこの貴重な材は島に直接来て一枚一枚木と話すように選んで責任を分かち合える人だけに手渡したらいい。木は材木になっても何百年も残せます。2021年の御蔵島の海・山・桑の木の現状を象徴するものを作ろうと思いました。
御蔵島は陽が海に沈みます。海に沈む赤い太陽の様に陽が欠けたような板をつくりました。欠けているように見えるところは木の表皮の部分です。
遠目では、日の沈む太陽に見え、近寄ると、欠けてしまった不完全な板に見え、間近で見れば、欠けたのではなく力強い表皮だとわかり、複雑でキラキラひかる木目から何百年の年月を経た分厚い桑の一枚板から切り出され連なって作られた三枚の板だとわかります。

Large size = 330×291×t24
Medium size = 330×198×t24
Small size = 315×123×t24

 

御蔵島の
宝物
黄楊と桑

東京都には、11の有人離島があります。『d design travel』の一環で、東京にある離島の観光とものづくりを、ロングライフデザインの視点で取材しました。11ある島のひとつ、御蔵島には、長い歴史の中で、島に暮らす人々が守り続けた豊かな森があり、樹木は島の大切な産業とされています。中でも、御蔵島の黄楊と桑は目が詰まっていて硬く、粘りがあり、緻密な細工に適した最高級素材として扱われてきた特別な存在でした。
将棋の駒や櫛、判子の材料として重宝されている黄楊、江戸指物の高級材として多くの職人に使われた桑。
それらを今の時代のクリエイションに重ねたら、新たな魅力と側面を発見できないかと考え、プロダクトデザイナーの大治将典さん、木工作家の田中孝明さんと御蔵島を訪れました。
島の人々が「神山」と呼ぶ森の中を歩き、何百年もかけて生長する樹木に触れ、材を選び、そこから感じたことを、
それぞれ作品に表現していただきました。
育つのに100年かかる材を使うなら、100年残るものづくりを。
木目に刻まれた御蔵島の歴史と自然環境、そこに暮らす人々の営みを感じていただけたら幸いです。

2021. 3. 25 ‒ 3 . 29
主催:D&DEPARTMENT PROJECT 協力:凸版印刷株式会社(東京宝島事業事務局)